なぜバッテリーが再生する?
今日まで、バッテリー再生は「インチキだ」・「嘘つきだ」・「まやかしだ」と、
言う物が非常に多くありました。
それらはバッテリーが寿命を迎える原因を、物理的で強引に解決しようとしたものであり、
科学的に根本を解決しようと、していなかったからなのです。
確かに、従来の方法でも大・小の効果は認められます。
弊社でも、あらゆる効果は承知しています。
しかし.....劣化したバッテリーを新品以上に回復させるには至りません。
改めてお断りいたします。この技術は、従来からある
パルス充電再生方式
バッテリー強化剤(強化するだけの添加剤)
とは、「違います。」
根本の違いは、次より明らかにされます。
次から文字と文字の色に注目して下さい。
どうぞ、最後まで根気よく読まれてください。重要な事が判明いたします。
皆さんも御存じの通り、バッテリー(鉛蓄電池)は極板に鉛(二酸化鉛)を使用し、
液体の希硫酸と鉛とが化学反応を起こして電気を発生しています。
化学式は
希硫酸=2H2SO4
二酸化鉛=PBO2
です。
ここまで、ご理解いただけましたら、バッテリーが劣化する最⼤の原因を、説明致します。
原因は。
過酷な使用による極板の脱落
放置の末の過放電
バッテリー液の乾き
バッテリーケース自体を破損
過充電による極板等の破損
これらの原因で壊れてしまったものは、復元は不可能です。しかし.......
これらの原因は少数の約25%です。
最大原因の約75%は、希硫酸が電気に変わる時に起こる化学変化の、白色硫酸鉛化(サルフェーション)によるものです。
この化学変化なくして電気は発生しないのですが、結晶化された硫酸鉛が、時間の経過と
共に極板に付着し、極板全体を覆い絶縁体になり、寿命を迎えるのです。
しかし、このサルフェーション(硫酸鉛)は、電気の源である希硫酸の大切な1部なのです。
※ここで、思い出して下さい。
絶縁体となると共に、極板に付着したままだと電気を起こす大切な材料が「無い」事になります。
下の、(放電→)と(充電←)の化学変化を表した、化学式を見てみると良く分かります。
電解液中の化学変化
お分かりになりましたでしょうか?
水では電気は発生しません。
電気を生むメカニズムを簡単に言いますと、鉛と硫酸が反応し、化学変化を起こす (硫酸鉛と水に変化する)時に電子を放出し、電気が生まれます。
その結果できる物質が、PbSO4(硫酸鉛)と2H2O(水)です。 また、充電によって電気の力を借りる事により、PbSO4(硫酸鉛)は元の希硫酸(2H2SO4)に戻っていきます。
最初の頃は微量ですが、時間の経過と共に完全に希硫酸に変化出来なかったSO4が、 少しづつ極板に蓄積され、上の写真の様に極板を覆ってしまうのです。
この現象が電気の出入りの絶縁体となると共に、材料が「無い」と、なる訳です。
○ SO4が元の希硫酸に戻れば、電気を発生する
× 戻らなければ(水)電気は発生しない
希硫酸が出来なければ、電気は起きません。
これが最大の原因、サルフェーションです。
従来からあるパルス充電方式で振動をかけ、「サルフェーション」を極板からふるい落しても
以上の説明でお分かりだと思います。
物理的な方法です。
SO4は、大切な材料の1部なのですから。
また、振動をかける処理は、極板にダメージを与えてしまいます。
ましてや、通電性の良い「活剤等」の、強化剤を注入しても、
極板表面が絶縁体である、サルフェーションで覆われたままでは、通電する事が出来ません。
物理的な方法です。
残念ながらこれらの方法では、根本の解決になっていません。
ここが重要!
バッテリーを復活させる方法とは! ただ、1つ
極板を痛めることのない様に必要な時間をかけ、発生したサルフェーション(硫酸鉛結晶)
を元の希硫酸に「溶解する」、「化学分解する」事、これが最も重要で効果的な事なのです。
硫酸鉛を溶解するには、長年の研究と実験を繰り返して完成した、当社独自開発の特殊な薬品を、独自の技術で極板に反応させることです。
重要なことは「大切な材料の1部である」硫酸鉛を溶解し、元の希硫酸に戻せるか否か
と言う事です。さらに重要な事は、電気を生む過程で鉛の+イオンと硫酸の−イオンを
いかに、「細微分結晶化」させるかなのです。
したがって、添加剤の成分が非常に重要になってきます。